特待生制度

どうやら世間はGWというものらしい。俺はと言うと普段と変わらない毎日。もっともGW中はPC教室の
生徒さん達もゆっくり休みたいという人や家族旅行の予定などでいつもより閑散としているくらいで別に
変わったことはない訳です。じゃあビリヤード場はさぞかし忙しいでしょう。というとさにあらず。常連中心の
うちのお店は昼間のお客さんが若干多いくらいでこちらも普段とあまり変わりなし。3時営業が続くので
ちょっと疲れてるかな?ってな感じです。一応ボーラードは3ゲームほどやってみましたが…
さてさて、するとネタが無いぞ。そうだなぁ…たまには時事ネタでも書いてみましょうか。
高校野球の話しでもしましょうかね?俺は高校、大学と野球部に所属していて野球大好きってのはここや
コラムなんかにも書いているので知っている人も多いかと思います。ただ高校野球を観戦するのはあまり
好きではありません。もっと正確に言うとテレビ観戦が好きではありません。地元の地方大会なんかを
球場で観るのは好きですよ。はつらつとして高校生たちが一生懸命ボールを追う様は学生時代を懐かしく
思い出させます。勝って泣き、負けて泣く。そんな彼らに貰い泣きすることさえ少なくありません。でも、
テレビは違います。盛り上げるために本来のプレーとは関係の無い話題でバカ騒ぎしているのを観て
いると俺も含めた大人のエゴを感じずにはいられません。そんなところがテレビ観戦の嫌いな理由なの
ですが、大人のエゴと言えば今回の特待生をめぐる高野連の処置ってのはどうなんですかねぇ?まぁ、
いろいろと意見はあるでしょう。ただ、なぜ野球だけなんでしょうね。他のスポーツでは特待生が良くて
野球だけはダメってのはスポーツで優秀な人材を他の競技に奪われて構わないってことなんでしょうね。
学生の本分は学業であり、学業以外での授業料免除は認めないというのが高野連の見解らしいです。
まぁ、一理あるでしょう。でも、だったら文部科学省通達かなんかですべての部活動に関する特待生
制度を廃止するように働きかけるのが筋ってもんじゃないんですかね?まぁ、それが難しいからと言って
手をこまねいている訳にもいかないのでまずは自分たちの権限で出来る野球からってことなんでしょうかね。
それも100歩譲って良しとしましょう。大風呂敷を広げて目先の改革も出来ない野党の政治家よりは
まず出来ることをという評価があっても良いかもしれません。ここまで譲歩してもやぱり納得できません。
特待生制度を受けている高校生の中には経済的理由で特待生制度を受けている学生もいるはずです。
高野連ではそういう学生に対しては経済困窮による給付金制度への切り替えなどで対応するように支持
しているそうですが、公立高校にはいけても私立には…って生徒にはそのような制度は適用されないと
思う訳です。世の中にどれだけ学業が優秀でも家庭の経済理由で行きたい私立に通えず、公立高校を
選択している学生がいると思っているんでしょうね。大体、この特待生制度ってのは多くは私立高校で
行っている制度であろうことは想像に難くありません。学校の野球部が強い。甲子園に出場した、そして
有名高校になり、入りたい学生が増える。すなわち学校のCM戦略のひとつであり少子化時代を迎え
私立高校が生き残る手段のひとつでもある訳です。公立高校には通える家庭の経済状況で学業は普通
野球は小学生の頃から一生懸命やって来て憧れの甲子園常連高校に特待生として入学。入学金、授業料
免除で家庭へ負担をかけることもなく親孝行をしたと思っていた高校球児は突然、期限付きの対外試合
出場停止処分を受け、払わなくても済むと思っていた授業料を払わされることになり仕方なく公立高校へ
転校…なんてことが1件や2件じゃないと思うんですよねぇ。そんなに競争が嫌いなんですかね?だったら
甲子園なんかも各県代表を持ち回りにすりゃいいじゃないですか。そうしたら特待生なんかいなくなると
思いますしね。もっとも全国大会が聞いて呆れるレベルになる可能性はありますが、それが望みなんだと
思わざる得ませんよねぇ。高野連のお偉方の好きな言葉に「高校生らしく」ってのがありますね。これって
どんな意味なんでしょ?言葉は正確に使いましょうね。「俺たちの理想とする実際には稀有な高校生の
ように」ってのが近い言葉でしょう。西武の裏金問題に端を発したと言われていますが、俺に言わせりゃ
大人のエゴである事実は50歩100歩ですよ。
あっ!これコラムネタに使えば良かったかな?
今日のどう?
ボーラード 167点、119点、144点

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