校風

今日はPCの授業予定がないのでWEB系の仕事を昼間はやることに・・・まだ、色々とやらないといけいない仕事が残っているんですが、俺は一人しかいないし順番に片付けて行くしかないですからね。
夕方からは平塚の大学でITパスの講師。今回は直前のスケジュール変更やら教室変更なんかで結構ドタバタな感じなんですが、ようやく全員の方向性みたいなものが見えてきて授業が格段にやりやすくなって来てます。
大学で優劣をつける訳ではないですが、色々な大学で講義をしているとその大学のカラーというのはやっぱりあるものなんだな。と思いますね。
この平塚の大学ではじめて教壇に立ったのは5年前だと思いますが、その頃の学生と基本的に雰囲気が同じです。もちろんそれぞれの個性もありますし全く同じではないんですが、その大学が作る空気が学生をそうさせるのかもしれません。
他の大学でも同じようなことが言えます。俺は今までに10の大学で情報処理系の講義をして来ましたが、それぞれの大学から現役学生代表一人を出してもらって10人と3分づつ話しをさせてもらえばまず間違いなくどこの学生だか当てる自信がありますね。
良い悪いではなくそこの場所でしか経験出来ない共通項を持っているからなんでしょうかね・・・
俺の学生の頃からすれば皆しっかりしてますよ。ほんと日本の未来は明るいと思いますね。俺の嫌いな言葉に「最近の若い奴は・・・」ってのがあります。俺は絶対に使いません。
この言葉は記憶に間違いなければ古代ローマの石碑にも同じような言葉があるそうです。自分たちより若い世代が自分たちの世代より劣っていると考えるのは驕りだと思うんですよね。もし本当にそうなら人類なんかはとっくに発展出来なくなって衰退しているはずですからね。
確かに若さ故の経験の浅さみたいなものはあるかもしれません。そんなところを揚げ足取っても仕方ないんですよ。俺が同じ年のときにどうだったか?なんて思い出の中で美化されちゃって比較しようがないですからね。
俺は講師という立場ですから通常は学生から先生と呼ばれている訳です。でも、気持ちや目線は常に学生と同じか下でいようと思っています。
時には本当に学生より目線を低くするために教室に膝を付けてマンツーマンで指導することもあります。便宜上指導と書きましたが、教えながら俺も教わっているんです。どうしたら理解して貰える教え方が出来るかというのを学ばせて貰っているんですよね。その蓄積が次の授業に役立つ訳です。
ビリヤードをお教えしているときも一緒です。まがいなりにもアマチュアトップハンデのA級を名乗らせてもらっているからにはそれなりにテクニックも経験もあるつもりです。
でも、それが邪魔をすることだってあるんです。ビギナーの突飛で柔軟な考えが俺のプレーを変えちゃうことだってある訳です。だから、俺は相手がはじめてキューを握ったビギナーの方であっても同じビリヤードというスポーツをする選手として敬意を払うことを忘れないようにしているつもりです。
人が上から目線であれこれ言うのは劣等感の裏返しじゃないかと思うんですよね。若い人、これから上手くなるだろう人、自分より可能性のある人。そういう人の上にいると錯覚したいだけなんじゃないかと思うわけです。
俺がもし上から目線であれこれ偉そうな発言を教壇やビリヤードでするようになったら、もはや老害と呼ばれる現象でしょうから、そのときは俺の引退のときでしょうね。
まぁ、まだその時期だとは思ってませんが・・・
将来、時間と金が出来たらもう一度大学に入り直したいなぁ・・・全然畑違いだけど物理学あたりをじっくり腰を据えて勉強してみたいんですよねぇ。今の若い学生たちと席を並べて・・・

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