吉凶こもごも…

今日はお盆で実家に帰省しているママと匠太に会うために電車移動です。その前に、重要な契約があるのでちょっと厚木に寄ってから行くんですけどね。
ってな訳でいつもなら午後から出かけるところを午前中に出発します。それにしても無茶苦茶暑い。午前中からこの気温じゃ午後はたまらんな…
なんて思いながら最寄の入谷駅から相模線に乗り込みます。空席がいくつかあるものの人はまぁまぁ乗ってる感じ。一番手前の席に腰掛けると横のおじいさんが話し掛けてきます。
「ドア閉めろよ」
はいっ?俺に言ったよね?いきなり見ず知らずの他人に命令調ですが?相模線はボタンでドアの開閉が可能です。単線なので待ち合わせなど長く停車するときにはドアを閉めたり出来るようになってます。でも、ここは待ち合わせはない…
「この駅はすぐに自動で閉まりますよ」
と、出来るだけ丁寧に答えたつもりでしたが…
「そんなこと判ってるよ。暑いだろうがバカヤロウ」
えっと、確認ですが…俺に言ってるよね?あぁ、ついてない…頭のおかしい奴の隣に座ったらしい…
こんなヨボヨボの耄碌じいさんを感情に任せてぶん殴って警察沙汰になるのはまっぴらごめん。かと言って腹には据えかねる…
俺が殴れば傷害罪で前科者。下手すりゃこのヨボヨボボケボケぶりじゃ場所が悪けりゃ傷害致死にまで発展しかねない。じゃあ立場が逆ならどうだ?こいつがもし急にナイフを取り出して俺のわき腹を刺したとしたら…
精神鑑定の結果無罪放免か…世の中不公平に出来てやがる。
まぁ、時間があったら次の駅で一緒に降りて駅員に
「車内で訳の判らん事口走ってましたよ。保護してあげた方がいいじゃないですか?」
なんて言って下駄預けちゃうのがお互いの平和のためかな?なんても思いましたが、こちとら大事な契約控えてこんな異常者に関わってる時間は1分1秒もない。まぁ、俺の知らないところでトラブルになってくれや。
本人はひょっとしたら悪くないかもしれませんけどね。家族だか老人ホームだか知らんが保護する立場にある奴がしっかり見張っとけや。いつか皆が不幸になる事件に繋がるぞ。
ここ10年じゃ、5年前の伊東旅行のときのペンションのオーナーの次に頭に来たね。
まぁ、俺も小さいねぇ…
そんなこんなの事件もありながら大事な契約も笑顔で無事終了。ちょっとほっとします。数10分前にあんな不快なことなけりゃもっと晴れやかだったろうに…
その足でママの実家の最寄駅へ。駅前のデパートに匠太と来ているというので探してみると匠太用の靴を選んでました。気付かれないようにそっと側のベンチに腰掛けて知らん顔して後ろを向いていつ気付くかちょっと悪戯…
するとほどなく匠太が
「パパがいる」
とあっさりバレました。う~ん、なぜ?
「パパの匂いがするなぁ。と思ったら後ろにいたんだ」
君は犬か?もしくは俺がそんなに臭いのか?むむ、華麗匂、いやカレー匂、いやいや加齢匂なのか?
実家に行って挨拶もそこそこにお義父さんの新しいPCのセットアップの残りを片付けて、あとは全員そろったところでゲーム大会やったりして遊びます。
夕食の後に庭で花火をしたりして残り少ない夏休みを楽しみました。
夜は暑くて寝苦しかったですが明日の午後には某大学でのITパス講習1回目。午前中にがんばって起きないと…

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