今日はセブンでビリヤード教室の開催日です。
原則として毎月第一日曜日に3時間開催しているんですが、先月は俺の仕事が忙しくて時間が取れずに開催することが出来なかったので2ヶ月ぶりの開催です。
今までは埼玉、栃木、静岡からのご参加なんかもありました。遠方から来て頂いてもご満足頂けるような内容にするのが俺の仕事。まぁ、限られた時間で出来ることに限界はありますし、必ずしもセブンの常連さんになってくれる訳ではないですが、ビリヤードをこれから本格的に始めたいという方の一助になればと思って毎回一生懸命コーチしてます。
ビリヤードは見た目と違って凄く難しいです。手玉をきちんと撞く事さえ最初は難しいと思います。テレビなんかでたまにビリヤードシーンなんかが出るといかにも簡単そうに見えるんですよね。でも、実際にはそんなに上手くはいかない・・・
すると適当に撞いて遊ぶ訳です。否定はしません。そういう遊び方があっても良いと思います。でも、多分それでは詰まらないと思います。
ビリヤードの魅力はなかなか上手くいかないものを自分の意思によってコントロールすることにあると思います。もちろん、失敗することもあります。その際に、それをリカバーするのも楽しみのうちのひとつです。
上手くいかないと腐ってしまってはもったいないです。誰だって思い通りになんてならないんです。俺も既に暦で言えば25年目。A級に昇格してからでさえ22年以上です。それでも上手く行かないことの方が圧倒的に多いんです。だから、面白いし飽きないんですよね。
どんな物事でもそうだと思うんですが、理想は大事です。ただ、そうしなければいけないことなんてほとんどの場合ないんだと思います。
フォームにこだわることが悪いとは言いません。大事なことです。でも、勘違いしてはいけないのはフォームが良ければ入る訳でも、思い通りになる訳でもないんです。フォームはあくまで自分のやりたい事を具現化するための道具であり手段でしかないんですよね。
以前にも書いたことがありますが、フォームだけで上手く行くならイチローの物真似芸人さんは大リーグで大活躍です。芸人辞めて大リーガーになった方が良いかもしれません。あり得ないですよね?
どんなに上級者の真似をしても自分に合った形でなければ意味がないし、今の自分と3年後の自分では当然実力も違って来ますし、考え方も変わって来るでしょうから同じフォームで良いはずないんです。
だから、俺は初心者講習を担当するときはセブンのビリヤード教室でも、SIBCの講習でもフォームについて細かいことはあまり言いません。
今出来ることをひとつでも増やすことを目的とした練習方法とその意味をお教えすることにしています。今日、受講された方も十分に楽しめたそうなのでこれからビリヤードと末永く付き合って頂ければと思います。
教室に一緒に参加していた匠太を相手に5−3のセットマッチをやってみました。4−3で負けましたが何か?w
匠太は俺に勝ったとはしゃいでましたが、俺にハンデ戦とは言えセットマッチで勝つってことの重要さにはまだ気付いてないでしょう。
匠太がこのまま続けてB級くらいになったら少しは気付いてくれるかな?
小学生のうちにA級に上がって俺とスクラッチで勝負出来るようになったら楽しいんですけどねぇ・・・