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基本情報処理試験対策

今日から某大学で4月にある基本情報技術者試験対策講習の講師…今まで教えていたシスアドや新設
されたITパスポートよりちょっとだけ難易度が高い試験です。

ちなみに去年の春から情報処理試験は試験制度が変わったので基本情報も試験範囲や出題内容に
かなりの変更がみられます。合格率も旧試験の20%程度から30%と少し上昇傾向にあります。

じゃあ試験が簡単になったのか?いやいやそんな訳ではなさそうです。今までよりも合格基準点が
引き下げられているので合格率は上がってますが、難易度は大きく変わっていないと思います。むしろ
試験範囲が広くなった分、対策には時間が掛かると思われます…

と、言いつつ実は今度の春の試験は俺はITパスポートを受ける予定なんですけどね。自分の勉強も
しないといけないからここ数ヶ月は大変だぁ〜まぁ、合格するにしてもある程度高得点を出さないと
講師としてカッコもつかないですしねぇ…

今日は主に情報理論の講義。数字のお遊びみたいで俺は大好きなんですが実際のプログラムを組む
ときなどに意識することはほとんどないんですけどね。

ちょっとその一端をご紹介して見ましょうか?

コンピューターには基本的に加算器と言う機能による足し算は出来ますが減算器というものはないんです。
簡単に言ってしまえば足し算は出来るけど引き算は出来ないんです。そんな馬鹿な?と思うでしょ?
本当なんですよ。

じゃあどうやって引き算をしているか?と言うことなんですが…

5−2は5+(−2)と書いても結果は同じですよね?ほら、足し算で引き算が出来たでしょ?なんて
書いても多くの人が???ですよね。

5に−2を足す訳です。そう−2と言う表現方法があれば良い訳ですよね?これは補数という考えで
実現することが出来ます。

本来は10進数の補数ということで10の補数を取るという言い方をするんですが、簡略するために
ここでは単に補数とだけ表現することにしますね。

2の補数は8となります。(なぜかと言うのはここでは書きませんね。興味のある方は調べてください)

では、先ほどの5−2をやってみましょう。8は−2と同義と捕らえると5−2は5+8となる訳です。
はぁ?って感じですよね?
5−2=3で5+8=13で違うじゃん。いえ、違わないんです。これは1桁同士の計算なので繰り上がった
数字は無視します。すなわち13の十の位は無視する訳です。すると3になったでしょ?なんか納得が
いかない?

じゃあこれでどうでしょ?

583−274

これを計算しますね。274の補数は726です。

583+726=1309

で、3桁同士の計算なので繰り上がった千の位は無視します。すると309になりますね。どうでしょ?
ちゃんと583−274の答えになってるでしょ?

実はコンピューターはこのようにして引き算を行っています。さらに言えばコンピューターは人間の扱う
10進数ではなく2進数でこれを行う訳です。

な〜んて、感じで延々と4.5時間講義して来ました。

で、授業が終わって「じゃあ、また来週〜」と言うと…「先生、来週は授業ありませんよ」との声…
ほへっ?俺の貰ってるスケジュールじゃ来週あるんだけど?何々スケジュールが変わった?聞いてない。
しかも授業数が削減されてる?もっと聞いてない…

慌てて確認を取ると授業が2割以上カットになってることが判明。いやいやムリムリムリムリ…

それでなくてもタイトスケジュールなのに2割もカットされたら対策講座にならないよ。と言うことで担当と
交渉することに…

なんとか1割減まで譲歩してもらうことにしました。ひえぇ〜年末年始で組んだスケジュール白紙じゃん。
まぁ、こういうこともあるさ。でも、ただテキストを終了させることを目的にスピードを重視した授業なんて
ナンセンスですからね。テキストを終えることが目的ではなく、受講生全員が合格することが目的の
はずですからね。

戻ると19時ギリギリ…ママが夕食をお弁当にしてくれていたのでそれを貰うと着替えてそのままセブン
オープンします。今日はなぜかえらい混みましたねぇ…やっぱり3連休ってのが関係しているんですかね?
セブンに連休はあまり関係ないかと思ってましたよwww

混んでいるときは俺がテーブルに入れないときでもありますけどね。それでも空いてるテーブルを見つけ
30分くらいは基礎練習出来たかな?毎日やらないといけないんですけどねぇ…

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2010年01月10日 05:53に投稿されたエントリーのページです。

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