今日は日曜日。PCの授業の予約もなく昼間は比較的時間があったんですが、ママが買物に行きたいと
言うのでふと考えます。「明日の仕入れを今日やっちゃえば明日出なくていいじゃん。」と言う訳でママに
便乗して3人でお買物。
俺はセブンの軽食を中心に仕入をして、ママは明日の匠太の遠足に備えてお弁当の食材を買っている
ようです。って2月に遠足ってすごい幼稚園だな…それとも最近では一般的なのかな?
夜はいつもどおりセブンの店番に入ります。今日はネットのビリヤード仲間が小田原から来てくれるという
ことだったので22時過ぎから一緒にセットマッチを閉店まで…
もうお互いベテランと呼ばれる歴のあるA級ですから、見た目以上にその内容はシビアでしたね。例えば
俺の残り球は渋いと良く言われます。確かにミスした後の相手に渡す形が良くないケースがあります。
アンドセーフで狙ってるの?厳密には違います。先球をポケットし手玉でネクストを取るという形で通常
ゲームは進行する訳ですが、先球をポケットしに行くけれども万が一はずれた場合は相手に難しい配置で
渡すようにコントロールすることをアンドセーフと言います。略してアンセーなんて言い方することもある
訳ですが、狙ってなくてもそうなる場合があります。
これはなぜかと言うと経験でほぼ全てのポケットを狙う時に勝手に選択される撞点、力加減の微妙な
違いが間違えても大怪我しない選択を自然としているんです。本当?と思うかもしれませんよね?
意識してやっている訳ではないので本当であるかどうかを証明してみせることは難しいのですが、俺の
経験上キャリアのあるA級の残り球は平均的に渋いことが多いと思います。
で、不肖俺も歴のあるA級なのでそういうことが往々に起こります。これを単にラッキーだとか太いという
言葉で片付けるのは簡単です。でも、そう思っているうちは「相手のラッキーで負けた」と言う言い訳を
延々としているだけで自分の実力向上にはなりません。
で、今日のゲームに戻ると相手の方の残りも当然渋い訳です。渋く残った球を渋く返せるうちはまだ
勝負になりますが、仕方なくセーフみたいな形が増えて来ると途端に相手に有利な配置ばかりを配球
することになります。流れとしてはこんな感じです…
相手が外した→渋い球を貰った→外れた→相手にやさしい配球をした→取りきられた→自分の順番まで
待たされる→リズムが狂う→思わぬ単純ミスが出る→取りきられる→さらに冷やされる→スパイラル…
まぁ、よくある展開です。で、この悪しき連鎖を断ち切るには渋い球を貰ったときに勝負でリスクを背負って
沈めに行くか、セーフティにするか、いずれにしても集中を切らさないことが大事な訳です。ここで単純に
「今日はついてねぇ〜よ」と諦めてしまったらA級同士のゲームなんて出来ません。
そして仮にそれが最大集中で臨んだにも関わらず不幸にして結果を伴わなくても気にしないことですね。
だって一生懸命持てる全力の力で挑んで上手く行かなかったんですから今の実力じゃどうしようもない
ってことですからね。だったら一時そのことは忘れて次に集中しなければ連続でやられます。
そういう意味ではキュースピードが依然合わずにスローやカーブに苦しめられながらも全力で戦って結果は
伴わなかったにせよ、どのゲームでもあと1チャンスで引っくり返す可能性がある。というゲームに出来た
ことは良かったですかね?
その後は、明け方まだ球談議。お互いにどんなことを考え、どんな風に対処すれば良いかも含めて色々な
話をしました。プレーすることは凄く大事です。でも、周りのプレーヤーと色々と語り勉強することも大事
だと思う訳です。そこで仕入れた知識がいつどういう形で役立つか判りませんからね。
俺の若い頃はA級同士の会話にB級が口を挟んだりしたら怒鳴りつけられたものです。曰く、キャリアも
なく判ってない奴が一人前に口出しするなって論法です。
今はそんなことはほぼ無くなっていると思います。俺もビギナーの方からプロまで色々な方と球談議させて
頂いてますし、下級者からの質問や話の中で改めて気付かされることもたくさんありますからね。
メインの話しの内容はリスペクト。相手に対して、道具に対して、その場の空気に関して、今ある環境に
対してきちんと尊敬の念を持ってプレーすること。何もテーブルやボール、キューに対して一礼してから
プレーしようってことじゃありません。そういう気持ちを持って真摯にテーブルに向うことが大事なんだと
言う事です。
言葉にしてみて改めて思いますが勝ち負けに拘り過ぎて、上手くなりたいという目先のことに拘り過ぎて
大事なことを置いてきてたら本当の実力なんて付かないし上級者になったときに自分をリスペクトして
くれる人もいなくなっちゃう訳です。今の俺はどうだろう?まだまだ修行中ですね…